賛否両論のコンシェルジュサービス!その実態を紹介します!

高級なタワーマンションでは、当たり前になってきているのが、
「コンシェルジュサービス」
住んでいる人にしか、その価値はわからないと思いますが、その存在に対する評価は、賛否両論です。
そんなコンシェルジュサービスに対する住民の声や実情を紹介して行きます。
コンシェルジュって何?
そもそもコンシェルジュというのは、フランス声で、
「アパートの管理人」
という意味だそうです。
それが広い意味で使われるようになり、ホテルでお客様に多彩なサービスを提供する職人の呼び名になったようです。
実際に、タワーマンションにおけるコンシェルジュのサービスは以下のものになります。
・共用施設の予約受付
・来訪者の受付・案内
・荷物やメッセージ、クリーニングの預かり
・宅配便の発送受付
・デリバリー・ケタリングの紹介
・レンタルサービスの紹介
・はがき・切っての販売
・タクシー・ハイヤーの手配
これらが、基本的なサービスになっていますが、バリエーションが増えればそれなりに管理費に跳ね返ってきます。
マンションによって違いますが、すべてのサービスが無料というわけではありません。中には、利用しない人もいるわけですから、全てを無料にすると不公平が生じます。
例えば、30代、40代、高齢者では、利用頻度や価値観に違いがあります。
しかし、一律に管理費はかかってきますので、コンシェルジュサービが必要、不要という意見が出てくるようです。
コンシェルジュを肯定する住民の声
コンシェルジュサービスが必要という住民の声です。
・荷物を運んでくれるのが助かる
・遅い時間でも人がいるので一人でも安心
・笑顔の挨拶が気持ちいい
・日常的な相談にも応じてくれてありがたい
・忙しいので、ゴミ出しや宅配預かりが嬉しい
・長期の旅行、留守時のペットの世話が助かる
このような意見が多いのは、ご婦人方や高齢者の方が多いようです。
利便性や経済的なメリットというより、精神的な面で、このサービスを評価しているようです。
特に女性、ご婦人方は男性が思う以上に、「安心」「親切」という内容が重要なポイントのようです。
コンシェルジュは不要という住民の声
コンシェルジュサービスが不要という住民の声です。
・仕事で家にいる時間が少ないので必要ない
・マンションの1階にコンビニもあるので不要
・することがなく暇そうにしているようだ
・たいていのことは自分でできるので不要
・エントランスを通る都度、挨拶されるのが面倒
・ほかのことに管理費を使って欲しい
全体的に不要と考えているのは、若い世代の特に男性の方が多いようです。
実際に住む前には、コンシェルジュがいるマンションはかっこいいと思っていたけれど、実際に住んでみると、その費用対効果を考えて、無駄に感じるようです。
そして、こういったコンシェルジュサービスが不要という声は、共有施設においても同じことが言えるようです。
共通して言えることは、それほど使わないのに、管理費として払わなくてはいけないことに無駄を感じるということでしょう。
コンシェルジュの依頼と停止
このように賛否両論なコンシェルジュサービスですが、これは管理会社に付随するサービスのため、その導入をするかどうかは、住民の意思で決めることができます。
そのため、コンシェルジュの導入を途中から行ったり、コンシェルジュの導入を、停止したりすることもできるようです。
分譲マンションの場合は、マンションの売主がコンシェルジュを導入する前提で販売をしています。
売主に意思によって、コンシェルジュの導入が決まっているということです。
ですので、コンシェルジュの導入を停止するときには、
「管理内容の変更」
になるため、管理組合の決議によって決まります。管理組合は、入居者で組成される組織です。
入居者の意思を反映させることで、そのサービスを停止するかどうかも決めることができるということです。
実際には、管理組合の総会、もしくは書面にて、全住民に「コンシェルジュを停止するかどうか」を聞いていきます。
その後に、決議を取り、住民の意思で停止するかどうか決定を行います。
まとめ
コンシェルジュがいるかどうかは実際にタワーマンションを購入するかどうかの決め手にはならないと思います。
しかし、あたり前のようにマンションの付加価値として存在するとなると、そのサービスの内容、クオリティのレベルも購入前にチェックすべきなのではと思います。
高い管理費を払うのですから、気持ちよくサービスは使いたいですよね。
ぜひ、マンション選びのひとつのポイントとしてしっかりチェックしてみてください。