タワーマンションの賃貸1人暮らしで感じるメリット・デメリット

タワーマンションを賃貸して1人暮らしを考えている場合、色んな疑問が尽きないと思います。
「タワーマンションって本当に便利なの?」
「見晴らしは?」
「共用施設はどうなってるの?」
「地震や災害時は大丈夫なの?」
実際に借りる前になると色々不安が出てきますよね?
今回はタワーマンションに1人暮らしをした場合に感じやすいメリットとデメリットについて解説していきます。
Contents
タワーマンションに住むと実感するメリット
タワーマンションに住むと実際どんなメリットがあるのか?
実際タワーマンションに1人暮らしをされる場合に感じやすいメリットを紹介します。
セキュリティーが強固である
他のマンションや住宅に比べ、タワーマンションのセキュリティーはかなり強い設備になっています。
2重式オートロックが完備されていたり、受付コンシェルジュがあったり、警備員による警備体制が整えられていたり、
警備が何重にも敷かれているため、盗難や空き巣の被害にも合いにくいメリットがあります。
さらに、高層階であれば、物理的にも侵入することは困難なため、被害のリスクは極めて低いと言えます。
共用設備が充実している
タワーマンションには共用設備があります。
設備はタワーマンションにより異なりますが…
スポーツジム、スパ、バーラウンジなどまるでホテルにありそうな設備もあることも珍しくはありません。
他にもマンション内にコンビニ、ドラッグストア、スパーマーケットなどが入っていたり、保育施設が入っている物件もあります。
もしマンションに入っている共用施設が自分の求めているライフスタイルに一致しているものであれば、
生活に必要なことのほとんどはマンション内でできてしまうという便利さがあります。
ただ…その反面、必要としていない共用施設のタワーマンションに入ったら逆に損する結果になりますので注意が必要です。
見晴らしの良い眺望と圧倒的開放感
これに憧れてタワーマンションに住みたい人もいると思いますが、タワーマンションの高層階からは綺麗な夜景が一望できます。
高い場所にあるため、視界を遮る建物も周りにはなく、隣人の住民と目が合うこともないので、変な気遣いをする必要もありません。
真っ赤な夕日の沈む瞬間に遭遇したり、お風呂上がりにお気に入りのドリンクを飲みながら夜景を堪能したり、
1人暮らしであれば誰にも邪魔されることなくいつでも開放的な空間を1人占めにできます。
仕事終わりにゆったりとした空間で過ごしたいという方にはたまらないのではないでしょうか?
日当たりが良く明るい
これは先ほどお話した開放感にも直結していることですが、タワーマンションには視界を遮る高さの建物周りにありません。
そのため、部屋の方角を問わず自然光を外部から取り入れることができます。日中、太陽が出ている時間帯であれば蛍光灯を付けずとも過ごすことが可能です。
定期的なメンテナンスが充実している
タワーマンションは多くの人が居住する場所だけあって、定期的な清掃やメンテナンスは欠かせません。
キレイな外観を保つのはもちろんのこと安全面や住み心地を保つためには必要不可欠だからです。
エレベーター、配管、消火設備などを定期的に検査・修繕をしてくれます。
その分管理費・修繕積立金は割高ですが、心地良い環境を保つためのメンテナンスは小規模マンションに比べて高頻度で行なわれています。
タワーマンションに住んで実感するデメリット
次はタワーマンションに住んで実感することの多い代表的なデメリットについて紹介します。
通勤時間帯にエレベーターが混雑する
タワーマンションは普通のマンション以上に多くの住民が住んでいます。
そのため、エレベーターが混み合い、各階停車になることも。
特に朝の通勤時間は多くの人が似たような時間帯に出勤しますのでエレベーターが中々来ずにイライラすることも多いそう。
何か忘れ物でもしようものなら、また昇りエレベーターを長時間待つハメになりますので…
タワーマンションではエレベーターの待ち時間が長くなるため、予定通りの行動が困難になり、通勤のストレスになってしまうことも多いようです。
外出が億劫になる
先ほどのエレベーターの話にも繋がってくることではありますが、外出するのが面倒になってしまう心理状態になる人が多いようです。
タワーマンション内の生活が快適で便利すぎる。
エレベーターで地上まで降りるには時間がかかる。
そうすると「外に出るのが面倒臭いな…」という思考状態になっていきます。
何よりタワーマンションの中で買い物など生活に必要なことがすべて出来てしまう場合、外に出る必要性を感じなくなるため、次第に外に出ることが億劫に感じることも珍しくないようです。
洗濯物が干せない
タワーマンションの高層階はかなり風が強い日が多いようです。
そのため、洗濯物が風で飛ばされそうになるため、タワーマンションによっては高層階の外干しができないところも…。
バルコニーで夜風に当たりながら夜景や星空を楽しみたいと考える人も多いかもしれませんが…
風が強い日はそれどころではありません。
洗濯物もほとんどの場合が洗濯乾燥機や浴室乾燥機を利用する人が多いようです。
もし、乾燥機ではなく絶対に外で洗濯物を乾かしたいという人であれば、タワーマンション以外の物件の方がライフスタイルには合っているかもしれません。
災害時にエレベーターを使用できない
地震などの緊急時は停電状態になってエレベーターが使えない事態になることも。
実際に東日本大震災が起きたとき、タワーマンションに住んでいた方々の声ではエレベーターが使用できずにマンションの昇り降りが階段でしなければならなかったという話もあります。
高層階のタワーマンション生活はエレベーターが生活の要であることがわかる事例です。
地震発生時は地上よりも大きな揺れを感じる
地震が発生したときにタワーマンションでは実際の震度よりも大きな揺れを感じるという声もあるようです。
タワーマンションは免振構造で、地下の基礎と建物の間に免振装置が設置されているのですが、
揺れに合わせて建物スライドされて衝撃が緩和される構造になっています。そのため、上の階に行けば行くほど横揺れを感じやすくなります。
地震に対応した構造ではありますが、高層階になるほど地震に対する揺れの恐怖は感じやすいかもしれません。
共用設備によって管理費に負担を感じる可能性がある
共用設備はタワーマンションを利用する人にとって便利な設備ですが…その分、管理費用が必要になります。
共用設備を利用していない人の場合は逆に負担になって損していると感じてしまうことも。
たとえば、スポーツジムがあるけど運動するのが嫌いなのであまり利用していない。
この場合、スポーツジムを利用していないのにその施設分の管理費用までも支払わなければならなくなります。
他にも家族に子供がいない家族なら託児所が共用設備にあっても使うことがありませんよね。
タワーマンションに住む前に自分自身のライフスタイルからどんな共用設備があると便利かを考えてから選ぶと良いかもしれません。
タワーマンションは1人暮らしに向いているのか?
「実際、タワーマンションは1人暮らしするには向いているの?」ということですが…どんなライフスタイルかどこに住むかによって変わってきます。
職場が都内にあり、都内で1人暮らしをするならば、お店も共用設備も揃ったタワーマンションは快適に過ごせると思います。
ただ、田舎暮らしで自然を感じながらゆったりとした時間を過ごしたいという人には不向きだと思います。
デメリットのところでもお伝えした通り、タワーマンションに住むとエレベーター待ちが多いことから外に出ることが少なくなりがちです。
タワーマンションは確かに便利すぎるぐらい快適ではありますが、自然を感じながらのんびり過ごすという雰囲気ではありません。
どちらかというと地上から隔離されてしまうため、自然を感じながら過ごすのは難しいと思います。
都心で忙しい生活を送る人にとっては便利で色んなサービスが整ったタワーマンションの1人暮らしはおすすめですが…
都心から離れた郊外の生活を好む人にとっては低層マンションの方がゆったりとした生活が送れるかもしれません。
まとめ
以上がタワーマンションに1人暮らししたときに感じやすいメリットとデメリットでした。
タワーマンションで1人暮らしをする場合、大抵のものはマンション内で手に入るため便利な生活をできますが…
通勤ラッシュ時のエレベーターの混雑や便利すぎるがゆえに外に出るのが億劫になることもあります。
また、必要のない共用設備の多いマンションを選んでしまった場合はその分の管理費用が無駄になるなどのデメリットも考慮する必要があります。
どうせタワーマンションに住むのならライフスタイルに合致した物件を入念に選んでいきたいところですね。