タワーマンションで人気のディスポーザー。その魅力を徹底解説!

最近のタワーマンションで、標準的な設備の一つとなっているのが「ディスポーザー」
そもそも何が魅力なのでしょうか?
今回は、そんなディスポーザーの仕組みや使い方、そして、メリット、デメリットまでを一挙にご紹介します。
Contents
ディスポーザーとは?
ディスポーザーとは、「生ゴミ粉砕機」です。
シンクの下に取り付けるのですが、生ゴミがシンクに溜まってしまうことがなくなるため、衛生面を高めるアイテムということで、最近注目度が増している電化製品です。
日本で普及され始めて約30年ほどになりますが、当時の下水処理施設は都市部の一部にしか普及しておらず、ディスポーザーの設置は自粛されていきました。
その後、安全性と利便性が確認され、徐々に広まっていっています。
ディスポーザーの仕組み
ディスポーザーには、2つの様式があります。
「連続投入方式」
「パッチフィールド式」
の2つですが、それぞれ使い方が違うのでご紹介します。
「連続投入方式」
・水道水を出す。温水を避けて、水量は水しぶきが少し上がる程度。
・ディスパーザーのスイッチを入れる。
・生ゴミを投入する。
・処理が終わるのを待つ。その後、15秒程度運転してからスイッチを切り、水を止める。
「パッチフィールド式」
・生ゴミを投入する。
・水道水を出す。水量は水しぶきが少し上がる程度。
・蓋スイッチを所定の位置に合わせ、運転開始。
・処理が終わるのを待つ。その後、15秒程度運転してからスイッチを切り、水を止める。
メリットとデメリット
ディスポーザーを考えている方に、取り付けた際のメリット、デメリットをご紹介していきます。
「メリット」
・料理後すぐにゴミ処理できるため悪臭の原因を防ぐことが出来る。
・生ゴミを貯めないので、虫が発生する可能性が少ない。
・焼却処分に比べると環境への負担が少ない。
・掃除の手間が軽減。
・ゴミの量が削減できる。
一番大きなメリットは、悪臭を抑えることが出来る点でしょうか。
特に夏場はそうですが、コバエなどの虫が少なくなる点も大きなメリットです。
「デメリット」
・特別な浄化槽が必要なため維持管理費がかかる。
・高圧洗浄などのメンテナンス費用がかかる。
・水道、電気代がかかる。
タワーマンションによっては、あらかじめディスポーザーがついている場合があります。場合の維持費は、マンションの管理費に含まれます。
排水処理がディスポーザー、またはマンションについているものはゴミを処理して、水のみを下水流しますが、「直接投入型ディスポーザー」は、ゴミを砕いたまま下水に流してしまい、環境汚染につながる可能性もあるので、注意が必要です。
購入するときの注意点
ディスポーザーの価格は、取り付け費用を含んだ金額で、5万円~10万円ほどです。
ほとんど業者に頼んで付けてもらうのですが、本体価格が高いものだと、粉砕能力が高く、また、粉砕する際の音も小さかったりと、近隣への配慮をするのであれば、このようなものがおすすめです。
本体価格にお金をかけたい人のために、取り付け手順をご紹介します。そう難しくないので、取り付け費用を抑えたい人はチェックしてみてください。
・設置されている排水ポンプを外す
・シンクフランジの取り付け
・ディスポーザー本体を接続
・排水管と接続
・電源スイッチや電線を接続
・正常に作動するか確認
使用するうえでの注意点
いくらディスポーザーといっても、なんでも粉砕できるわけではありません。
流してはいけない食材や洗剤そして、注意点をご紹介します。
同じものを大量に流すのはNG
貝殻など、極端に硬いものをディスポーザーに入れてはいけないことはよく知られていると思いますが、同じものを大量に処理して流すことはNGです。
よくあるケースが、枝豆の皮など捨てる部分が多いものです。
一気に詰め込んでしまいがちですが、同じものを一度に大量に処理して流そうとすると、上手く粉砕できず、排水管内で詰まってしまいます。
複数種類の生ゴミを入れるようにしましょう。
繊維質の生ゴミには注意
ディスポーザーは塊を切ることは得意ですが、繊維質を切ることは苦手です。
ですので、繊維質の生ゴミは粉砕刃に絡まりやすいので要注意。
特に、とうもろこしの皮やヒゲ、玉ねぎの皮などは詰まりやすいので気をつけましょう。
塩素系洗剤には弱い
一般的な洗剤は問題ありませんが、塩素系洗剤の成分は、金属疲労を起こし腐食してしまします。
最終的には、穴や亀裂が発生して漏水の原因となりますので、注意が必要です。
熱湯に弱い
ディスポーザーの排水管は、プラスチックで出来ているのがほとんどです。
例えば、カップ麺の余ったお湯などそのまま捨てていると、プラスチックが変形してしまい、正しく機能しなくなってしまうことがあります。
お湯など温かいものを捨てる際は、冷ますか、水と一緒に流すといいです。
その他の注意点
その他、意外と忘れがちな、ディスポーザーを使用するときの注意点をご紹介します。
水をしっかりと流すこと
自動給水装置付きのディスポーザーであれば必要ないですが、粉砕した生ゴミを流すためには水が必要です。
水を流し忘れたり、水の量が足りないと、うまく作動しないことがあります。
また、粉砕が終わってすぐに水を止めると、まだ生ゴミが流れきってないことがあるので、停止後10秒から20秒ほどは水を流し続けることが大切です。
きちんと処理が終わるまで待つ
ゴミが粉砕され、ゴミがなくなったとしても、自動で止まるまでは、電源をつけたままにしましょう。
生ゴミを粉砕したあと、粉砕したゴミを排水管へ流すために、機械を動かし続ける必要があるためです。
途中で止めてしまうと、ゴミが残ったり、悪臭や機械の腐食の原因になります。
騒音に注意
騒音については、ティスポーザーの種類によって様々です。
新しい製品は、比較的騒音の少ないものが多いですが、注意すべきは、タワーマンションなど集合住宅で使用するときです。
なるべく、夜中や早朝の使用は控えて、上下階や隣家への配慮を忘れないようにしましょう。
まとめ
ディスポーザーの使い方から、メリットデメリットを一気に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ワンランク上のライフスタイルを送るために、ぜひとも、このディスポーサーを生活に取り入れて見てはいかがでしょうか。
そして、より快適なタワーマンションライフを送ってもらいたいですね。