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購入前にここをチェック!タワーマンションでの騒音、防音対策

購入前にここをチェック!タワーマンションでの騒音、防音対策

高齢の方から、ファミリー、単身と様々な人が共同で生活をしているタワーマンション。

日常生活の色々な音が聞こえてくることは珍しことではありません。

ご近所さんとの関係を考え、「うるさい」とは言えず、ストレスを抱えたり、逆に自分の家からの生活音がご近所さんから「騒がしいな」と思われないかなど、これからタワーマンションを検討している人には、この「騒音問題」は気になるところかもしれません。

購入の前に、どういう点をチェックしていけばいいのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

騒音ってどれくらい?

騒音と一言で言っても、それを「不快」に感じるかどうかは、人によって異なります。

一般的に音の大きさは、「デジベル(db)」という単位で表しますが、一般的な住宅地域では昼間では55デジベル以下、夜間では45デジベル以下が、理想的だそうです。

例えば、ピアノの音は、80から90デジベル、洗濯機や掃除機の音は、60から70デジベルと、言われています。

この数字を見ると、日常的な生活音の中には、いわゆる「騒音」と言えるレベルの音がたくさんあるということがいえます。

住む環境によって、その差こそありますが、周囲に配慮しながら生活することがなにより大切です。

騒音の原因と対策

騒音トラブルになる原因は一体何でしょうか?

購入前にそれを知っていると、できるだけ回避できますので、チェックしていきましょう。

トラブルになる原因は、マンション内とマンション外それぞれあります。

マンション内での騒音となると、「子供を叱る親の声」「子供の騒がしい声、泣き声」「洗濯機、掃除機の音」「音楽やペットの声」が、トラブルとなる主な内容のようです。

また、外からの騒音となると、「風の音」「車、電車の音」「新しいマンションなどの建築音」があるようです。

これら「騒音」と呼ばれる音については許容できる範囲は人それぞれ違うかもしれませんし、完全にゼロにすることは不可能なことです。

ただ、これらの原因に対して何かしらの対策をしているマンションを選んだり、実際に住み始めた後、気をつけたりすることでトラブルにならない生活を送ることが可能かと思います。

購入前にチェックするポイント

まずは、マンション選びの際に失敗しないためのチェックポイントをご紹介します。

構造

一般的なマンションの主な構造は、RC造(鉄筋コンクリート造)SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)S造(鉄骨造)です。

木造建築が主流の一戸建て住宅と比較するとコンクリート構造のマンションは防音性は高いです。注意すべきは、S造の建物です。

RC造やSRC造では、床や壁も厚みのあるコンクリートで作るので、音を通しにくくなっています。

遮音性の話を少ししますと、L値(エルチ)という数字をチェックするといいです。遮音性能を比較するときに使用する、重量襲撃音(LH値)と軽量衝撃音(LL値)です。

よくマンションの広告で、フローリング等に、「LL-45」「LL-50」という表示があったりしますが、この数字が少ないほうが遮音性が高いという意味です。

子供が飛び跳ねたり、走り回ったりした時に出る音は、「重量衝撃音」

モノを落としたり、椅子を引きずったりした時に出る音は、「軽量衝撃音」で安眠できるくらいの遮音性はこのL値が45以下が目安と言われています。

また、マンションのスラブ厚とはコンクリートの厚みのことを言いますが、このスラブ厚は270ミリ以上が理想と言われています。

壁の遮音性はD値(ディーチ)で表されます。例えば、隣の部屋で70dbの音があり、壁の向こうに届く音が30dbであれば、D値はD-40と表示されます。

こちらも目安ですが、RC造のマンションであれば、壁120mm D-45程度壁150mm D-50程度壁200mm D-55程度と考えておけばいいと思います。

S造では、コンクリートの壁厚では判断できませんので、このD値を参考にするといいと思います。D-55以上が理想と言われています。

立地

立地については、静かな場所という選択肢が騒音トラブルを回避するうえでは一つの対策です。

例えば、周辺に幹線道路や線路がないこと等は、マンション周辺を散策したり、不動産会社に確認したりすることで調べることができます。

階層

最上階であれば、上からの足音などは気にしなくていいですね。また、左右の部屋からの音を防ぎたいのであれば、角部屋をおすすめします。

住人の状況

最初にお伝えした、騒音トラブルの原因を見てもわかるとおり、子供やペットが居る部屋が近くにあるとどうしても騒音と考えられる音が聞こえてきます。

また、家族が多い家ですと、聞こえる生活音も多くなる可能性が大きいですね。

新築マンションでは無理ですが、中古マンションであれば、どのような人が住んでいるのかを確認をすることで騒音トラブルを防ぐことができます。

騒音トラブルのもとにならないために

最後に、自分たちが騒音トラブルのもとにならないための心がけをお伝えしたいと思います。

この心がけひとつで、隣近所とも良好な関係を保つことができますので、ストレスが少ないタワーマンション生活ができると思います。

床の対策

お子様がいらっしゃる場合には、できる限りやっておいたほうがいいのが、床の防音対策です。ラグやカーペットを敷くととても効果的です。

ラグ一つとっても、デザインはもちろんのこと、その厚さ、反発性など様々なタイプがありますので、お部屋のデザインに合わせて使うといいかもしれません。

壁の対策

壁際に背の高い家具を置くと、音が直接壁にぶつからない分、伝わる音を抑えることができます。

また、カーテンですが、厚手のカーテンや防音効果の高いカーテンを使うことで立派な防音対策になります。

その他の対策

細かいことを言うとキリがないですが、

「音が出る家電を隣人側に置かない」
「子供が走りにくい家具のレイアウトを取る」
「スリッパを履くようにする」
「家電や家具の下に防音ゴムを使用する」
「隙間テープで音漏れの防止をする」

などなど、たくさんの方法があります。

全てを行う必要はないですが、気になることがあった時には、実践しておくに越したことはないですね。

まとめ

タワーマンションは、集合住宅のため近隣の音が聞こえるのは仕方のないことです。

しかし、一番大切なことは、防げることは防いでおくという心構えと、音に種類に応じてできる対策の仕方です。

ここで紹介した内容が、タワーマンションを選ぶ際に役に立つと嬉しいですし、住み始めてからも、チェックするポイントとして使ってもらえたら嬉しいです。

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