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どう見分ける?タワーマンションの気になる地震対策とは?

どう見分ける?タワーマンションの気になる地震対策とは?

見晴らしの良さやステータスを感じることができると人気があるタワーマンション。

しかし、地震の多い日本において、地震対策がきちんとなされているかは、購入を検討している人にとっては、一番気になるところでしょう。

最近のタワーマンションでは、どのような地震対策がされているのか?また、中古のタワーマンションではどうなのか?その見分け方までを解説していきます。

タワーマンションの耐震は?

基本的に、高さが60メートルを超えるタワーマンションは、国土交通省が制定している

「建築基準法 第二十条」

において、国道交通大臣の認定を受けることが義務付けされています。

また、2016年には、同じく国土交通省から「超高層建築物等における南海トラフ沿いの巨大地震による長周期地震動への対策について」という通知が出され、新築の建物はもちろん、既存の建物にも必要に応じた補強などが促されています。

このように、国を挙げて地震対策がなされているからという理由で、絶対に安心かというとそうではありません。

購入予定のマンションがどのような地震対策をしているのか、本当に災害にあった際にはどうしたらいいのかまで、ご自身で把握することが重要です。

地震対策の違い

東日本大震災以降、マンションの耐震性には多くの人の注目が集まりました。

広告やテレビなどのメディアでも免震構造、制震構造など、いろいろな言葉が飛び交っています。

似たような言葉なので、なんとなく分かるという事あるかもしれませんが、今一度これらの言葉を整理してみましょう。

耐震構造=「揺れるが、倒れない」

建物を支える柱や梁などの構造物を、太く頑丈にすることで、大きな地震の揺れにも耐える構造にしたものです。

震度が大きいと揺れが大きくなり、建物の中の壁や家具へのダメージは避けられませんが、新耐震基準適応の新しいマンションでは、震度6強の地震でも倒壊しない設計になっています。

制震構造=「高いマンションでも揺れにくい」

建物内の骨組みの部分に、ばねやゴムなどを組み込むことで、建物が受ける地震の揺れや衝撃を緩和する構造にしたものです。

制震構造を導入した建物は、安全性が高まるだけでなく、壁にヒビが入ったり、タイルが剥がれ落ちるなどの外壁の損傷も少なくなります。また、室内の家具が倒れるなどの被害も少なくなります。

免震構造=「揺れを建物に伝えない」

建物の下に、ゴムと銅板でできた免震装置と動きを抑えるダンパーという装置を設置し、揺れを装置に吸収させることで、揺れが伝わりにくくなる構造にしたものです。

耐震構造や制震構造よりも、揺れ自体を吸収する分、揺れが少なくなります。免震構造の場合、工事費が概算5~8パーセント程度上がると言われます。

しかし、地震があった際の修復工事は、一般のマンションよりも安く済みますので、トータルで見るとお得と言えるかもしれません。

また、免震構造が適応されているマンションの場合、地震保険が最大50パーセント安くなるようになっています。

新築マンションと中古マンションの違い

初めにお伝えしたように、国土交通省の建築基準法のように、超高層建築物については、国の厳しい認定を受けることが義務付けられています。

また建築基準法は、大きな地震が起こるたびに改正されてきています。そのため、新しいマンションほど、より安心と言えます。

一方、築年数が経ったマンションだったり、制震構造や免震構造でない中古のマンションについては、大きな地震に耐えられる構造なのかどうかが気になる点だと思います。

中古マンションでも、大地震に対して耐えることが出来る構造のものは多くありますので、その見分け方をチェックしてもらえたらと思います。

中古マンションでの見分け方

中古マンションを購入する際に、大きな地震に耐えることが出来る設計かどうか、それを見分ける基準として、「1981年の新耐震基準の制定以降かどうか」が、ひとつの大きな判断材料になります。

古い建物であっても、新耐震基準と同等以上の強度を持つものもあります。それらは、今より良い材料を使って、時間をかけて建てられたという建物です。

しかし、そういったこ建物は外見からはなかなかわかりませんし、素人にはなかなか見分けがつきません。ですので、素人にでも見分ける一つの基準として、1981年の建築基準法より前か後かが大きなポイントなります。

また、実際に震災があったことを想定しての話になりますが、災害時の避難や救助活動を円滑にするようなエレベータや防災備蓄庫といったものが設置されているかどうかもチェックしてみるといいかもしれません。

まとめ

高額なタワーマンションという物件を購入する際、やはり耐震性は気になる点だと思います。一般的には、戸建てと比べてマンションは固い地盤まで杭を打ったりと、はるかに耐震性は高いです。

しかし、自分の目で見極めることができないと、住み始めて、耐震性についてはどうだったかな?と逆に心配になることもあるかもしれませんので、しっかりとチェックして安心したタワマンライフを送っていただきたいです。

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