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タワーマンションの地震保険に入っておくべき4つの理由!

タワーマンションの地震保険に入っておくべき4つの理由!

最近のタワーマンションは、耐震性、免震性に優れた建物が多くなってきています。

実際に、過去の大震災によりその傾向は加速しています。

そういった、耐震性、免震性が高いという理由から、地震保険に加入する必要はないと考えている人は少なくありません。

しかし、保険は建物を再度建て直したり、家財道具を買い直したりというばかりがその目的ではありません。

タワーマンションに住む人でも地震保険に加入する必要がある「本当の理由」を是非とも一緒にチェックしてもらいたいと思います。

マンションの地震保険

一般的に、地震保険とは、火災保険とセットで加入できる保険です。

建物と家財を補償の対象とします。地震保険だけ加入できるかと言ったら、そうではありません。

タワーマンションのように、多くの人が共同で生活する場合、地震保険は、「専有部分」と「共有部分」に分かれます。

自分自身で補償をすることができるのは、「専有部分」いわゆる、住む部屋の部分です。

「共有部分」は、廊下やエントランスなど共同で使用する部分ですので、その部分に保険をかける場合は、管理組合で決めることになります。

地震保険で支払われる保険金

地震保険の保険金ですが、火災保険の保険金額の、30%から50%の範囲で加入することができます。

例えば、建物に1,000万円の保険金額を付けた場合、地震保険の保険金額は、最大500万円と言うことになります。

また、地震保険で支払われる保険金は、建物や家財の損害の程度で変わってきます。

「全損の場合」
地震保険金額の100%(時価が限度)

「半損の場合」
地震保険金額の50%(時価の50%が限度)

「一部損の場合」
地震保険金額の5%(時価の5%が限度)

例えば、地震が原因の火災で、建物が延床面積の70%以上焼失した場合は、「全損」となり、地震保険金額の全額が支払われますが、69%の時は、「半損」となり地震保険金額の50%となります。

その他にも、時価による限度がありますので、年数が経過して時価が下がっている建物ならば全損でも契約した保険金額の全額は支払われないということになります。

地震保険の保険料

地震保険は、どこの損害保険会社で契約しても保険料は同じです。

しかし、建物構造と住んでいる地域によって保険料が変わってきます。

つまり、地震によって被害が大きい地域は保険料が高くなっています。

また、マンションならではですが、建物の建築年数や、耐震、免震などで割引があります。

・建築年数による割引 10%
・耐震診断割引 10%
・免震建築割引 50%
・耐震等級割引 最大50%

耐震等級については、耐震等級3の場合50%、耐震等級2の場合30%、耐震等級1の場合10%となっています。

地震保険は必要か?

地震保険は、火災保険の保険金額の50%、その損害の大きさで、支払われる割合も変わる、時価までしか支払われないなど、いろいろな条件があって、実際に地震保険に加入しても本当に保険はおりるの?と難しいイメージがあります。

もっと言うと、マンションが倒壊するほどの大きな地震の場合、実際私たちの生活がどうなるかを考えると、もしかしたら必要ないのかも、と思いがちです。

なぜなら、大きな被害を受けている事態ではまず人命救助が最優先で、その他で優先されるのは、電気がガス、水道などのインフラ復旧です。

そういう状況下では、すぐにマンションの修繕や建て替えといったことに手をつけることは出来ません。

マンションという専有部分だけでなく、共有部分もある建物ならなおさらです。

過去の大震災においても、マンションの所有者は複雑な事情を抱え、修復か、建て替えか、方針が決まらないままズルズル時間ばかりが過ぎるということもあったようです。

そういうことを考えると、マンションが倒壊するような大地震の際に、地震保険がどれだけ機能するかは大きな疑問ということになります。

地震保険には加入したほうがいい理由

これまでの地震保険の概要を考えると、本当に必要かどうか大きな疑問だと思います。

しかし、そもそも地震保険は、建物を建て直すための保険ではなく、実は、「生活再建資金を得るための保険」というのが本当の姿です。

そういう視点で地震保険に加入していた方がいいといえる理由が4つありますのでご紹介します。

地震の被害を補償する

一部の少額短期保険を除いて、地震による建物や家財の被害を補償できるのは地震保険だけです。

損害の一部しか補償されないとはいえ、地震のリスクに備えるには、結局のところ地震保険しかないのです。

被災したあとの生活のため

地震で建物が壊れて修理をしたり、家財を買いかえたりすると、当然そのための費用が必要です。

また、建物が全壊した場合でも、仮設住宅に生活したり、賃貸住宅などに入居する場合にも、引越し費用や家具などの購入費用がかかります。

地震保険の保険金は、そういった資金に使うことができます。

住宅ローンの当面の返済資金に

もし、住宅ローンが残っている建物が地震によって全壊した場合、建物がなくなって、ローンだけがなくなるという最悪の結果になることもあります。

その場合、地震保険の保険金でまとまったお金が入ってきたら、そのお金を住宅ローンの返済に使うこともできます。

迅速な支払い

東日本大震災や熊本地震では、多くの方が被災されました。

実際に地震保険を申請する人も多くいました。日本損害保険協会や各損害保険会社の特別措置が有り、地震保険の保険金は早期に支払いが行われたという実績があります。

例えば、熊本地震では、地震発生からわずか2ヶ月足らずで、約21万件の事故受付に対して、保険金の支払いが約17万件、支払額は約2700億円とのことでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?地震保険もちょっと視点を変えて考えてみると加入していたほうが、自分自身のため、家族のために良いと考えることが出来ると思います。

実際、地震保険の加入率は約30%です。日本は実は地震大国ということを再度認識して、タワーマンションであっても加入しておくことをおすすめします。

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