横浜市関内・元町周辺の歴史から観光スポットまで、一挙紹介します!

横浜というと、みなとみらいや中華街など、有名な観光スポットが数多くあります。
近代的というイメージがとても強いですが、実は横浜は、日本の開国の歴史がたくさん詰まった場所。異国情緒あふれるこの街のなかで、特に関内・元町は当時の建物がそのまま残っていたり、横浜の歴史に関する博物館があったりと、歴史散策をするにはぴったりの場所です。
関内・元町の歴史から観光スポットまで、一挙に紹介していきます。
Contents
近代的?歴史的?関内・元町の場所
関内というのは、横浜市の中心部一体を指す地域名称で、「関内地区」「関外地区」の区別があります。
そのうち、横浜港に近い海側を「関内」といい、横浜市役所、中区区役所、横浜スタジアムが位置する地域です。
また、馬車道商店街や日体大通りなどもその地域に該当します。
また、元町というのも、関内と同じ横浜市中区にある横浜を代表する商業地の一つです。150年以上の歴史がある元町商店街や、横浜中華街が有名です。
関内・元町の歴史
関内という名称自体は、江戸時代末期から使われていました。
横浜が開港となったのが1859年。開港後は、たくさんの物や商人、荷を運ぶ労働者で賑わい、宿屋や飲食店が軒を連ねて大いに栄えていきました。
もちろん、外国人居留者も増えていくのですが、人の往来が激しくなると同時に、外国人と武士のトラブル等、危険性も高まっていきました。
そのトラブルを避けるために、関門を設けて、治安を守っていきました。
現在の館内駅の近く、伊勢佐木町と馬車道の間にある「吉田橋」。そのたもとに設置されたのが関門です。
関門の海側、馬車道側が関内、陸側、伊勢佐木町側が関外と呼ばれています。
また、元町は開港後、外国人居留地が設けられた、山下町と山手の両地区を結ぶ場所にあり、そういった外国人居留者を相手に商売を行う場所になったといいます。
明治になり、さらに居留者が増えることで、インターナショナルスクールの開校や、当時の日本位には珍しい、喫茶店、洋服店、洋風家具店などが軒を連ねていき、今の元町商店街の原型が作られていきました。
横浜市の中心地、関内の観光スポット
関内地区の馬車道や日本大通りでは、横浜の歴史や文化に触れることができます。その中でも、代表的なものをご紹介します。
横浜スタジアム
横浜公園に隣接している野球場で、横浜DeNAベイスターズの本拠地です。また、野球発祥の地でもあり、日本最初の国際試合が行われたのがこの横浜スタジアムです。
野球以外でも、アメリカンフットボールやコンサートなど、様々なイベントに使われています。
隣りにある、横浜公演は、日本最古の公園として有名で、横浜市民の憩いの場です。
無料で休めるベンチも数多くあり、天気の良い日に遊びに行くのもオススメです。
都市部とは思えない豊かな緑で、観光中の休憩スポットとしても利用できます。
神奈川県立歴史博物館
神奈川県の歴史と文化を紹介する博物館で、明治37年に建てられた、横浜正金銀行本店を再利用し、旧横浜正金銀行部分を旧館として、増築部分を新館として使われています。
旧館は国の重要文化財に指定されており、歴史的にも重要な建物です。
横浜市開港記念会館
横浜市開港記念会館は、1917年に横浜開港50周年を記念して建てられました。
現在は、公会堂として利用されているので、使用中は内部を見ることができませんが、その他の廊下や階段などは自由に見学することができます。
元町の観光スポット
元町付近は、開国以降、外国人居留地となっていたことから、今でも異国情緒あふれる町並みとなっていますので、見所も万歳です。
アメリカ山公園
アメリカ山公園は、みなとみらい線元町、中華街駅の駅舎屋上と横浜外国人墓地の北側斜面を整備した、日本初の立体公園で有名です。
これは、横浜開港150周年関連事業の一環として作られ、2014年4月にオープンしました。
屋上庭園からは、マリンタワーやベイブリッジの夜を一望出来て、カップルのデートスポットに最適です。
元町公園
元町公園は、横浜外国人墓地に面した、閑静な住宅街にある公園です。
敷地内にある、ベーリックホール・エリスマンン亭、山手234番館といったレトロな洋館も見所の一つです。
横浜中華街
元町のすぐ隣には、夜になるとネオンが眩しい横浜中華街あります。
なんと500以上の中華料理専門店が密集している、東アジア最大の中華街です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?横浜市の開港の歴史が詰まったこの関内・元町周辺では、一日では回りきれないほどの観光スポットと、飲食店が軒を連ねています。
カップルでも、シニア世代でも、どなたでも楽しめるこの地域ですので、ぜひチェックしてみてください。